2009年4月13日月曜日

W次元坂


文学作品にもたびたび取り上げられ、そのちょっと洒落たネーミングとも相まって、金澤でも有名な坂。
古い坂の骨格や石組み、趣は最大限に残しつつ、絶妙なさじ加減でリニューアルされた現代版 W坂。
(金沢市はこういうのとても上手。いつも感心)
ここは藩政期に奥方へのサービスとして城から桜霞を眺めるために桜を植えたあたり(優雅な話。昔は桜畠と言った)渋い石垣と桜のマッチングはいかにも金澤。
石段を踏むたび、角を曲がるたび、どんどん変化する眺めを味わっているうちに、いつのまにか降りて(上って)しまう。
寺町台地と犀川河畔というキッチリ隣接している異界を結ぶ坂。

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